栗原心平です。
僕が普段家で使ってる調理器具や食器は、お気に入りのものを少しずつ揃えています。
思い入れのある道具に囲まれて料理をすると、家での料理も楽しく、暮らしが豊かになっていく気持ちになるんです。
全国各地にお気に入りのお店あり
調理器具や食器は、自分の足で歩いて探すことが多いですね。お気に入りに出会ったら、その場ですぐ買います。小さい鍋やアルミの打ちっぱなしの鍋も、出会ってピンときたら買っていますね。
合羽橋などの道具街、蚤の市、アンティークショップにもよく行きます。全国各地にお気に入りの雑貨屋さんがあるんです。最近気に入っているのは「WESTSIDE33」という、京都の三十三間堂の西側にあるキッチン用品店です。仕事で定期的に行く青森にも、お気に入りのお店があります。
小分け調味ボールとの出会い
僕が愛用している小分け調味ボール。大阪の心斎橋を歩いていたとき、ふと店先で目に留まったのが最初の出会いでした。本当に偶然の出会いだったんです。
「家事問屋」ブランドを元々知っていたこともあって、気になったのかもしれません。忘れないように写真を撮って帰り、東京に戻ってから買いました。
材料を小分けにする小さな器を、ラメキンといいます。料理家がよく使うものですね。前から使っていたラメキンは磁器のものでした。使いやすいのですが、どうしても割れてしまうのが悩みの種だったんです。テレビ撮影でも使っていたので、割れないものに変えたいとずっと思っていました。
小分け調味ボールは、割れないこと、計量ができること、そして素材の薄さも気に入っています。フォルムもいいですよね。僕、そもそも小さいボウルが好きなんです。すごく便利なので、大きいボウルを使う頻度がどんどん下がっています(笑)。
小分け調味ボール
たくさん持っている包丁
男性としては、なぜか包丁にこだわりたくなってしまうんですよね。我が家には包丁が12~13本あって、料理によって使い分けています。例えば、お鍋だと切る食材が多いのでこの包丁にしようかな、とか。
包丁はいただくこともあれば、店舗で衝動買いすることもあります。ネットでの衝動買いはあまりありません。素材と価格を見ればどのくらい切れるか分かってしまうんですけれど、実物を見てから決めたい気持ちが大きくあります。
ウォッシュタブを愛用中
真鍮のウォッシュタブを最近買いました。洗い桶ですね。使った食器を入れておけば予洗いになります。最終的にはきちんと洗いますが、予洗いのときに水を流しっぱなしにするよりはいいかなと思って買いました。
ウォッシュタブ、昔の人の知恵ですよね。不衛生なイメージがあるかもしれないけれど、アルミや真鍮、ホーローだとそう感じません。流しに置いておくだけで大活躍です。ただ、我が家の妻はぜんぜん使ってくれませんが(笑)。
調理器具を適当に買うのは、あまりよくないと思っています。でも値段が安いからよくないとも限りません。僕は100円ショップのものでも気に入れば愛用します。100円ショップで買った保存容器には、作ったタレをよく保存していますね。この前はシソをたくさんもらったのでミキサーにかけてタレを作り、その保存容器に入れておきました。
お気に入りの調理器具や食器を揃えておくと、使う前に「これ使おう!」と気持ちが上がります。お気に入りの車に乗り込むときの気持ちと似ているかもしれません。「よし、行くぜ!」と言いたくなるような。こうして少しずつお気に入りの道具を増やして、暮らしを楽しんでいます。