熊本県不知火町産 不知火

不知火（しらぬい）は、熊本県不知火町うまれの柑橘。柑橘類「清見」と、「ポンカン」をかけあわせてできた品種で、ヘタの周りがぷくっと盛り上がった独特の形が特徴です。
味のこだわりで一番大事にしているのが、「甘味と酸味のバランス」。甘さに特化した柑橘類が人気を博す今だからこそ、不知火本来の酸味も加わった味わいをぜひ楽しんでほしいそう。栗原心平も「甘いだけじゃなく、しっかり酸味も感じられる！」と、そのバランスとおいしさに感動し、ご紹介に至りました。

無肥料、無除草剤
“我が子に食べさせられる”を基準に、おいしさを追求

不知火は、不知火町大見地区の母岩から流れ出る天然のアルカリ水や、大見地区の農道沿いの竹や雑木を使った堆肥など、なるべく地元のものを与え、その土地の恵みを活かして育てられます。「とにかく念入りに土や木や果実の状態を確認し、可愛がり“すぎず”に育てるように気を付けています」と、生産者の髙岡さんは言います。
さらに、安心して食べられる不知火を目指して、農薬の使用量30％減や、肥料は化成50％減の取り組みを進めています。自然への介入を最小限にするからこそ、労力は何倍にもなるそう。天候の影響、鳥獣による食害など、自然と共存するための努力を続けながら、様々な試練を乗り越えた果実のみが、収穫の時を迎えます。

そしていよいよ収穫となれば、非破壊糖酸計などを使いながら、一番適した状態を見極めつつ収穫し、プラズマ装置を使いながら貯蔵環境を整え、出荷を待ちます。
最新の技術と、悠久の自然の恵みのハイブリット。こだわりが強いゆえに、手間も苦労も多くなります。全てはおいしい不知火を、未来につないでいくため。“我が子に自信をもって食べさせられる”を基準に、妥協なき栽培は続きます。

収穫後に甘味が増していく果実
自宅で変化する味わいを楽しむのも◎

不知火は、収穫後も味が変化していくのも魅力のひとつ。時間が経つにつれて酸味が抜けていき、甘味が強く感じられる味わいとなります。農園では貯蔵環境を整えて完熟まで見守っていますが、実は、家庭でもビニール袋に包んで冷蔵庫の野菜室で保管すれば、この味の変化を楽しむことができます。不知火本来の酸味をダイレクトに感じられるのは、早めの時期の果実。少しずつ食べることで、自分の好みの甘味・酸味のバランスを探すのも楽しいです。
・２月～３月：フレッシュ感と酸味が魅力です。
・３月～４月：酸味は落ち着き、甘味が際立ってきます。
・４月～５月：酸味は一切なくなり、甘い完熟不知火になります。

酸味がしっかりしているからこそ、スイーツとして味わうのもおすすめ。濃厚な生クリームや、酸味を抑えたマスカルポーネとの相性は抜群です。

ふるさとをもっと元気にしたい
不知火からはじまる、家族の挑戦

栗原心平と不知火の出会いは、一通のメールから。地方の過疎化が進むなか、自身の故郷である不知火町大見地区も例外ではないと、生産者の髙岡さんは危機感を感じていました。いつか、農業者や住民であふれる場所にしたい。その実現のために、まずはふるさとの不知火をもっとたくさんの人に伝えたいと悩む髙岡さんに、普段からごちそうさまOfficialを見ていたご家族が「心平ちゃんに送ってみたら」とアドバイスしたのがきっかけでした。
栗原心平は、「ごちそうさまプロジェクト」をはじめとする様々な取り組みで、食で地方創生を目指しています。さらに髙岡さん自身も、同じ農業に関わるお母様の背中を見て育ち、忙しいお母様に代わって子供のころから台所に立った経験もあるという、不思議な共通点があります。家族で伝統を受け継ぎながら、時代や環境の変化にあわせ、新しいことにもチャレンジする姿と、何よりおいしい不知火を、ぜひ応援したい。その想いを受けて、ごちそうさまOfficialでのお取り扱いが決定しました。

ふるさとと同じ名前を冠する不知火で、ふるさとを元気にしたい。
髙岡さんのこだわりと情熱がつまった不知火、ぜひご賞味ください。

【販売期間】
2025年2月28日(金)～5月下旬予定
※天候や収穫状況により変動いたします。予めご了承ください。